2023年03月
24
3月
20
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17
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13
3月
おはようございます。
訪問看護ステーションです。
卒業式シーズンですね♪
さて、以前関わりのあった利用者様で考えが変わったことをお話ししたいと思います。
その方は食べることが好きな方で、特に鰻が好きな方でした。年齢を重ねるにつれて飲み込む力がなくなってきて、入退院を繰り返すようになり、胃瘻造設を検討するところまですすんでしまいました。
看護師・栄養管理士とも相談し、食形態を刻み→ペーストと変更し、補助食品も勧めましたがなかなか思うように食べてくれない。ご家族様は「普通の食事を出してあげたい、もしそれで何かあっても・・・」と思い切っての相談をされました。
主治医からも了解を得て、好きな鰻を出してみたところ、パクパクと自ら口に運ぶ姿がありました。「おいしい」と1人前をぺろりと。その後半年ほどで昇天されてしまいましたが、その間食形態も変えず過ごせていました。ご家族様からも「ありがとう、ほんとに最期まで好きなものを食べられて幸せだったと思います」とお言葉を頂きました。
医療従事者としてリスクを考え、責任を考え、凝り固まった考えになってしまっていたことに気づかされたケースです。全部の希望を叶えることは難しいですが、訪問ならではの関わり方で、「その人らしさ」を支えていけたらいいな♪、と思います。
訪問看護ステーションです。
卒業式シーズンですね♪
さて、以前関わりのあった利用者様で考えが変わったことをお話ししたいと思います。
その方は食べることが好きな方で、特に鰻が好きな方でした。年齢を重ねるにつれて飲み込む力がなくなってきて、入退院を繰り返すようになり、胃瘻造設を検討するところまですすんでしまいました。
看護師・栄養管理士とも相談し、食形態を刻み→ペーストと変更し、補助食品も勧めましたがなかなか思うように食べてくれない。ご家族様は「普通の食事を出してあげたい、もしそれで何かあっても・・・」と思い切っての相談をされました。
主治医からも了解を得て、好きな鰻を出してみたところ、パクパクと自ら口に運ぶ姿がありました。「おいしい」と1人前をぺろりと。その後半年ほどで昇天されてしまいましたが、その間食形態も変えず過ごせていました。ご家族様からも「ありがとう、ほんとに最期まで好きなものを食べられて幸せだったと思います」とお言葉を頂きました。
医療従事者としてリスクを考え、責任を考え、凝り固まった考えになってしまっていたことに気づかされたケースです。全部の希望を叶えることは難しいですが、訪問ならではの関わり方で、「その人らしさ」を支えていけたらいいな♪、と思います。